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2011年10月度月例会

 
2011年10月度月例会
【日時】   2011年10月17日 16:00~17:30
【場所】   SBIホールディングス 20F 役員大会議室
【講演】   講師:セールス・インチャイナ株式会社 安藤 祐輔 氏
テーマ:『淘宝モール新ルールについて』

2012年より、淘宝モールの出店ルールが大きく変わります(*1)。今回は中国EC進出に詳しいセールス・インチャイナ株式会社 安藤祐輔 氏より、淘宝モールの仕組みとルール変更内容について、ご講演いただきました。

 

■従来の出店ルール
店舗開店時に、保証金とシステム利用料の2種類を支払う。
1.保証金…一律1万元。顧客に補償を行う際など、企業が淘宝モールの規則を違反したときに引かれる。非課税であり退店時に返還される。
2.システム利用料…一律6千元/年間、返還なし。

 

■今回変更ルール:
保証金、システム利用料ともに約10倍値上がりした。つまり、中小企業の出店ハードルが上がる。

 

○支払いのタイミング
契約更新の場合:2011年12月26日までに2012年度の保証金を支払う。
新規出店の場合:出店申請が通過した場合2012年度の保証金を支払う。

 

○店舗の種類と保証金
法人出店形態により異なる;
 -ブランド旗艦店(ブランドの直営店):TM商標10万元、R商標5万元
 -専売店(そのブランドしか扱わないが、販売委託のみを行っている店舗):TM商標10万元、R商標5万元
 -専営店(様々なブランドを扱う):TM商標10万元、R商標5万元
 -特殊カテゴリ:

 

1. 多ブランド型旗艦店(多ブランド商品を扱っているが、店そのものにブランドがある場合):保証金15万元
2. 中国大陸で商標登録をしていないブランドを販売する専営店、保証金15万元
3. “書籍/雑誌/新聞”、“音楽/映画/タレント/音像”及び“出演/クーポン”カテゴリ、ブランドに属さないかつ専売店に入らない店舗:旗艦店5万元、専営店10万元
4. “オンラインゲーム及びQQ”、“通話料”及び“旅行”カテゴリ:保証金1万元

 

○保証金が不足した場合、企業は15日以内に補わなければならない。

 

○中国での商標の受理登録状況で、保証金が異なる。
  -TM商標申請しているが、受理の段階(正式の認可がまだ下りていない場合) → 10万元
  -R商標が下りている場合 → 5万元

 

■システム利用料(年会費)
○従来のシステム利用料は6000元。
○今回の変更で、利用料は一級カテゴリを基準に、3万元或いは6万元となる。支払いのタイミングは保証金と同じ。

 

○システム利用料の返却
企業側のサービスを向上させるために、淘宝モールはある条件の元にシステム利用料を企業側に返却する。出店カテゴリごと、また、返却比率(50%もしくは100%)に応じて基準が存在する。
返却基準参照項目:
  -消費者動態評価(“DSR”)平均4.6点以上
  -年間売上額(事業カテゴリによって設定されている)

 

○システム利用料決算方法
1. 淘宝モールの規則を違反し、強制閉店の場合は返却しない。
2. 書面で契約中止を通知した場合、支払ったシステム利用料を12ヶ月で割り、経営期間分のみ支払い、残りは返却する。
3. 開店最初の1ヶ月はシステム利用料無料。ただし、年末にシステム利用料の返却率を計算する場合は開店初日から計算する。カテゴリを跨ぐ出店は最高金額を基準にする。

 

■淘宝モールの意図
・淘宝の分社化により、信頼性の高さをアップさせたい、偽物を排除したい意図があると思われる。
・また、今後預かり金などで顧客対応の充実等、サービス拡充を図るだろう。
・値上げは早かった、かつ急だったという印象。しかしながら過度に値下げ競争をする出店者が振り落とされていくこととなるので、長期的には肯定的に受け止められるのではないか。

以上

 

注*1…2011年11月1日現在、淘宝モールの値上げは2012年10月1日に延期されました。

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